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 TEXT:Emi Uchiyama |
 レストランで何がいいって、「ゆっくりメニューを選ばせてくれる」ところ。食前酒を飲みながら「あーでもない、こーでもない」と、どんな料理になるのか想像しながら、コースを組み立てていける。あまりに放っておくので、忘れているんじゃないかと思うくらいだ。もちろん、呼べばすぐに来てくれるが。 フレンチも星なしなら安い。プリフィクスだと、食べられないこともあるので、お腹の具合で選べるアラカルトの店へ。アラカルトはプリフィクスに比べて割高になるが、それでも、3皿+食前酒+水+ワインで一人5000円弱。もちろん、とてもおいしいです。 |
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朝食はホテルの近くのカフェで。朝はやっぱりオムレツでしょう。卵3個分の大きいオムレツは、パンがついて600円くらい。 |
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バゲットを半分にしてバターを塗ったものとクロワッサン、ジャム、搾ったオレンジジュース、コーヒーのいわゆる「モーニングセット」は500円くらい。 |
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昼食でよく食べたのがタルティーヌ。タルティーヌとは、薄切りにした田舎パンに具をのせたオープンサンドで、今、パリで流行中の食べ物らしい。あちこちにタルティーヌ屋があってランチ時はどこもビジネスマンでいっぱい。サラダと飲み物がついて、800円くらい。 |
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マレのあちこちにある「ユダヤ料理」の店でランチ。連日のフレンチでもたれ気味の胃にもやさしい。白いパンの真ん中を裂いて、中に具をつめるサンドイッチ「ファラフェル」が有名。具はマリネしたキャベツ、豆のペースト、揚げたナス、豆のコロッケなどで超美味。シメはミント・ティーで。 |
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平日の真っ昼間から、気兼ねなくお酒が飲めるのはヨーロッパならではか。酒が安いのもたいへんよろしい。水より安いくらいだ。だから、ランチで一杯、歩き疲れたカフェで一杯、二杯、レストランではまず食前酒を一杯、食事中にあれこれ、そして食後酒。ホテルに戻って風呂上がりに一杯、最後は寝酒に一杯だ〜。 |
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サンジェルマンにある、「田舎パン」が有名な「POILANE」のショーウインドウ。つい、ふらふらと入ってしまいたくなる、おいしそうなディスプレー。ここのオリジナルのパンバッグがかわいい。隣にはここが経営しているタルティーヌ屋があり、他のタルティーヌ屋よりやはり、パンがおいしかった。 |
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